2011年8月29日月曜日

boris - New Alubm


New Album
borisが自分にとって唯一無二だと思ったのはトム・ヨークがオフィスチャートで流していた「ibitsu」を聴いた時だった。
borisの音はすべてが埒外にあって、すごく興奮して、そしてインパクトがあった。
このnew albumは一見、そのインパクトが一切ない。newといいながらもordinaryな(失敬)
borisは常に世界を飛び回り、世界から賛同の声を手に入れ、ワールドクラスの土俵にいる日本人だ。
今回のアルバムはあまりにも日本人的なヴィジュアルロックに落ち着いており、過去の作品との温度差を見れば愕然としてしまう「っぽさ」なアルバムになっている。今回の自分が聴くポイントは「borisという普通じゃない人たちが普通なアルバムを作るとどうなるか。」という事だ。
アンサーの材料となったのは椎名林檎の三文ゴシップだ。三文ゴシップのコンセプトは、ゴシップ(≒くだらないこと)を三文のようにごうかに飾る。嘘っぽいものに対しての諦観視に似たアンチテーゼだったような気がする。
初めて三文ゴシップを聴いたときは本当に何とコメントすればいいのかわからなかった時を覚えている。本音を言えば「何でレディオヘッドみたいなダークチューンがないんだよ!自分が林檎さんに期待していたのはワールドクラスな音楽なんだよ!J-POPをやってもらっても・・・」という何とも高校生にありがちな期待しすぎてがっかりしてしまった感じ。今回のボリスのnew  albumを聴いたときと結構似ている。我慢して聴こう。何度も聴いてみよう。このアルバムには何かが隠されている。普通のようで普通ではないから。
 3周リピートした。1曲1曲の濃度が全然違う事に気づく。隅っこにある音に耳を傾ければ、それがひとつひとつ高級品でできている。一瞬に目を向けてほしい。一瞬のフィルインに耳を傾けてほしい。一瞬のギターノイズに・・・。その時、全部が違う事に気づく。このアルバムは
気づいたらボリスってやっぱめっちゃかっけー!って何度でも叫んであげたい気持ちに高ぶる。
1回だけ聴いて概要が分かったつもりになっちゃいけない。2回、3回とこのアルバムを耐え忍ぶように聴いてみてほしい。
やはり、ボリスだな、と最後は納得すると思うから。

この曲がダントツにいい、というわけじゃないんだけれども、この曲。だけどこの曲だけ聞いちゃうと最初の「なんだよこれ、普通じゃん」って思うだろうね。それにyoutubeの音質だし。んまぁ、良い音楽ですよ。



Boris - Tu, La La